上手くなりたいと思いつつも、自信がないとつい、「今の自分(現状)」に焦点を合わせて行動してしまう。
そんな私たちに先生は、こう言います。
現状だけで捉えしまうと、どうしても視野が狭くなりがち。
大切なのは、今より未来の自分がどうなっていたいのかという目標を、常に頭の上におきなさい。
そのうえでやるべきことを選択して欲しい。
例えば去年、私が初めて青森県弘前市で開催された歴史ある大会(世界大会)に出場を決めたときのこと。
普段は、一般女性の部にチャレンジしていて、青森の大会のようにA級(上級者クラス)、B級(中級者クラス)、C級(初級者クラス)で分かれた大会に出たことがなかった私は、「もちろんB級なんだろうけど・・・」とスパッと決断できませんでした。
迷っている私に、先生はひとこと「B級に出なさい」と。
三味線をやってる年数からしたら、中級者クラスに出るのが当たり前。でも、自分でまだまだ腕が伴ってないと感じれば、初級者クラスを選ぶ人も多いと思います。
長年大会にチャレンジしてる割に、入賞したいとか、上手くなりたいとか言ってる割に、いつまでも中途半端な結果で甘んじてる私に足りなかったのは、「本気で上を目指すこと」「本気で上手くなろうとすること」、その覚悟でした。
でも先生は、「その腕、その年数で初級に出たらダメ、中級で揉まれてきなさい!」と、自信のない私の背中を、ドーーン!と強く押し、中級という大海に放り出してくれたんです。
その時点で先生は、中級に出て私が経験し得ることがわかっていたようです。
選ぶ道によって、未来は大きく変わることも、目標への到達点が大幅に変わることもあるでしょう。
結果、私は中級で敢闘賞をいただくことができました。
ギリギリ入賞ですが、弘前の歴史ある大会の中級で賞をいただけたことは、私にとって大きな成果でした。
部門を上げてチャレンジしたからこそ得たものは、とても大きかったです。
大会前の準備も、練習への取り組み方も、気持ちの持っていき方も、これまでと大きく変わりましたし、結果に繋がったことで自信もつきました。
ようやく、長いトンネルを抜けた気分でした。
いまは、「あの時先生を信じて頑張ってよかった!」と思ってます。
(提案された時は一瞬、「えー!」って思ったのはここだけの話。笑)
先生は、生徒の2年後、3年後の私たちの成長を見据えたうえで、今やるべきことを見極めてくれています。
生徒自身では気づけないけど、先生だからわかること・見えてることって、たくさんあるんです。
だって、先生もわたしたちと同じ経験をして「プロである今」があるわけですからね。
みなさんも、決してタイミングを逃さず、自分が成長できるチャンスをぜひ掴んでくださいね!
私もまだまだ、最終目標はとてつもなく大きい、、、引き続き、先生にアドバイスいただきながら、今年も大会チャレンジ頑張っていきます~!
皆さんも一緒に頑張りましょう~^^