三味線は、練習しないと上達しない。日々の練習を習慣づけるには?

主宰・講師
松永訓明
プロフィール

みなさん、三味線の練習楽しんでますか?

仕事終わって、学校が終わって家に帰って、練習しなきゃな~とは思うけど、

「なかなか思うように弾けない・・・」
「譜面を暗記するのが大変・・・」
「練習して後片付けまで考えると面倒くさい・・・」

と思うと、練習する気が起こるどころか、「三味線ケースのふたを開けるのがしんどい」と思ってしまう、、、ビックリされるかもしれませんが、そんな生徒さんも多くいます。

ケースのふたを開けず「明日練習すればいいや~」と思い、結果、練習する日が訪れないままレッスンの日を迎えてしまう、そんな生徒さんもいました。

こんな状況が続くと、残念ですが、三味線は上達できません。

もうすでに、三味線を弾くことを楽しんでないですよね!

たとえレッスン日の直前だけ練習しても、過去練習しなかった分を取り戻すことは難しい。そして、練習してないことは、先生はすべてお見通しです。

「レッスンで学んだことを復習する」ことは、とても大事。

楽器だけでなく、英会話や料理、茶道やフラワーアレンジ、ダンスなど、どんな習い事でも同じことが言えるでしょう。

しっかり練習してきてる生徒さんは、前回のレッスンで先生が指摘したことをコツコツ練習して克服してきています。だから、次のレッスンでは次の課題に取り組むことができるんです。

でも練習してないと・・・次のレッスンでも同じ課題に取り組まないといけないので、先生も前回と同じ指導しかできず、次の指導に進めないのです。

三味線は、日々練習しないと上達できません。

いまでこそ、こんなことが言える私ですが、過去に同じ経験をしたことがあります。だからこそ、せっかく好きで始めた三味線なのに、足踏みしてる時間がもったいなーと思うんです。

だって、日々三味線に触らないと、

  • 撥が上手く糸に当たりません。
  • 左手の押さえ方が上手く行きません。
  • 左手のハジキの音がなかなか出ません。
  • 暗譜がなかなかできません。
  • 1曲通して流れで弾くことができません。

当然ですよね。

でももしあなたが、上手くなりたい、弾けるようになりたいと思ってるのに、練習しない、練習する気になれないのなら・・・

自分で解決する方法を見出すしかありません。

私の場合、まず、自分と向き合うことから始めました。

(あなたは三味線でどうなりたいの?)

私は三味線が上手くなりたい。
大会で入賞できるぐらい上手くなりたい。
演奏会でじょんがら節を弾いて、感動されるような演奏がしたい。

自分の気持ちが確認できました。

続いて考えたのは・・・自分のモチベーションを下げずに、練習を継続する方法です。

まず、「3日間連続で練習しよう」と決めたんです。

練習時間は制限しません。毎日練習の度に自分で課題をつくり、取り組みました。1曲通して弾く練習するより、苦手な部分を克服する練習に集中したんです。

そして、4日目を迎えたとき・・・なんとなんと「今日も練習したい!」と気持ちが変化してきてることに気づきました。

たった3日練習を続けただけでも、できなかったことができるようになった達成感を味わうことができ、三味線を弾く楽しさが倍増しました。

そしてなにより、自分の中で三味線を練習することが「習慣」になっていたんです。

ここが一番重要でした。

ここからさらに練習を続けることで、どんどん弾けていく自分がわかるし、どんどん三味線の練習が「当たり前」の感覚になり、逆に、練習しない日が続くと焦りすら感じるようになったんです。

今では、三味線の練習しない日の方が珍しいぐらいです。

たとえ15分しかなくても、ケースから三味線を出して練習しますが、疲れてる日は絶対練習しません。ちゃーんと、息を抜く日も適度に作ってますよ。

私はこうやって、おサボりマンだった自分を変えてきました。

こうやって振り返ってみると、マインドが変わっただけ。自分の考え方次第だったんですね。

三味線の取り組み方とモチベーションは、自分で方法を考え、自分でコントロールしよう。

もちろん、ジュニアの場合は、保護者のサポートが必須ですので、ご協力お願いします。

大人のみなさんは、自力で意識を変えていきましょう!

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