とにかく上手くなりたい、大会で優勝したい、感動してもらえる演奏がしたい。
そんな気持ちを抱いて、直向に練習を続ける生徒さんに、地域の方々から演奏の依頼を頂き、先生も応援で神戸まで行ってきました。
今年掲載された新聞記事で、小学生ながら津軽三味線の大会に果敢にチャレンジ、優勝し続けるほど頑張っている生徒さんのことを知り、地域のみなさんに演奏を聴いてもらう場を作ってくださったんです。
生徒さんが通う小学校の校長先生を始め、地域の児童館からたくさんの児童もかけつけてくれて、100名を超えるみなさんに、津軽三味線の演奏を聴いていただきました。
生徒さんにとって、先生と二人だけの実践の場(ライブ)は初めて。先生と一緒に弾くことが、とにかく嬉しくてたまらなくて。ついつい、嬉しい表情がこぼれてしまうほどだったそうです。
私も経験あるからわかるんですが、いつも弾いてる曲も、先生と一緒に弾くと、まったく別物になる。そして、ぐいぐい先生の演奏に引っ張られて、いつも以上にいい演奏ができる。
生徒同士の演奏会では味わえない何かを、生徒さんは経験できたのではないかな~と思います。
演奏の後は、質問タイム。大人だけでなく子どもたちからの素朴な質問にも、丁寧に答えていたそうです。
生徒さんが先生に津軽三味線の曲弾きを習い始めてから、1年半が過ぎました。
短期間でこれだけの成績を収め、上達できたのも、先生の指導だけではなく、同時に本人の頑張りがあったからこそ。
そうしたひたむきに頑張る姿が、地域の皆さんの心に響き、こうして応援してくださる方がどんどん増えていくのだと思います。
これからの生徒さんの活動を通し、津軽三味線の魅力を伝えるだけでなく、同じ世代の子どもたちにも刺激になったら嬉しいです。
最後に、今回演奏の場を作ってくださったみなさま、本当にありがとうございました!