四日市教室のレッスンに、生徒さんが「ささら」という楽器を持ってきてくれました。
この楽器は、645年大化の改新の頃に生みだされたとされる、富山県に伝わる古代楽器。民謡「筑子(こきりこ)唄」にあわせ、108枚の板が連なるささらを、打ち鳴らしながら踊るそうです。
youtubeで実際にささらを使ってる動画を見てみましたが、面白いですね~!全国には、まだまだ知らない楽器があるんだな~と、すごく新鮮な気分になりました。
実は今年から、四日市の生徒さんたちが「こきりこ節」の合奏を楽しんでいます。
三味線だけの合奏を目的に、先生がかっこよくアレンジしてくれたものなので、演奏会でかっこよく合奏できるよう練習を頑張ってます!
そして、生徒さんの一人が、この「ささら」を貸してくれることになったんです。
まだ演奏に参加できない生徒さんも一緒にステージに立てるようにと、仲間が仲間を思う気持ち、応援する気持ちにジーンときました。
板が108枚も連なるささらを操りながらリズムを刻むのは、ちょっと練習してすぐ出来るものではないと思いますが、秋の演奏会に向けて、ぜひ頑張ってもらいたいですね。
生徒さんたちは長年、部活という生徒同士によるグループ活動を通じ、共に練習や演奏活動を楽しんでいて。年齢は関係なく叱咤激励し合ったり、活動の楽しさを分かち合える仲間づくりが、そこにはあります。
だからこそ、今回のように、仲間おもいの提案も生れてくるんですよね。
教室には、いくつものグループがありますが、それぞれの個性を活かし活動していく中で、「仲間を応援し、応援される仲間づくり」も同時に楽しんでもらいたいと思います。
きっと、津軽三味線がもっともっと、楽しくなると思いますからね!