神戸ジュニアの中学生が、マイ三味線購入のため名古屋へやってきました。今回は現在持っている花梨三味線から紅木三味線へのグレードアップが目的です。
津軽三味線と言えば、パッと見黒っぽい三味線を連想すると思いますが、それが紅木というインド産の堅い木が使われた三味線なんです。もちろん、価格面では花梨よりもかなり値が張ります。
それでもみんなが紅木三味線が欲しいのは、音が全然違うからなんです。大きく引き締まった音、とにかく鳴りがすごい。
生徒さんは2年ほど花梨の三味線を使ってきて、初めて紅木の三味線を鳴らした瞬間、花梨との違いに驚いたそう。今後大会も目指していることもあり、先生も紅木三味線へのグレードアップを勧め、検討していました。
いまは私の初代紅木三味線を生徒さんに使ってもらってるので、もともと使っていた花梨三味線との音の違いを誰よりも感じています。
その上で、今後長い年月自分が使っていく三味線を選ぶ・・・表情はもちろん真剣、棹をひとつひとつ握って感じていました。
そして、中学生ながら、わずかな重量の差、形状の差を感じながら、自分にとってのベストな三味線を選び出しました。
実は、生徒さんのおばあ様が、津軽三味線と深くかかわりがあって。生徒さんがこうやって津軽三味線に興味を持ち、のめり込んでいくようになることは、おばあ様の遺伝子が引き継がれているからかも。
先生との出会いも、必然だったのかもしれませんね^^
そして週明けにはさらに嬉しい知らせ。初めて挑んだ大会テープ審査の「合格」通知が届いたそう!やったーーー!
新しい三味線で大会初挑戦。これまで以上に稽古に励んでもらいたいですね。仕上がりが楽しみだ!