自分の職場で津軽三味線を演奏して、みんなに聴かせてあげたい。
生徒さんが長年、密かに抱いていた夢でした。
生徒さんは、介護の仕事をしていて、利用者のみなさんにいつか自分の演奏を聴かせてあげたい、聴いてもらいたいと思っていたそうです。実は、教室には同じ職業の生徒さんが多く、みなさん同じような目標を持ち、それぞれ職場での演奏を実現してきてるんです。
同じ目標を持ってるなら、と先生が生徒さんの背中を押し、この1月ついに実現の運びとなったんです!
どの曲を演奏するか?曲順は?
生徒さんが今自信を持って弾ける曲を選び、自分なりに曲順を決め、司会もすべて自分でやれるように、先生からアドバイスをもらいがんばってきたそうです。
レッスンでは、先生に報告すると共に、本番の録画映像も持ってきたそうです。
前後のレッスンの生徒さんも一緒に、生徒さんの初舞台を鑑賞。自分の勤め先とはいえ、一人で演奏して一人で司会をするって、結構大変なことです。映像を見たみんなからも、賞賛の声が上がってたそうですよ。
職場で演奏会をしてみて、自分の技量がまだまだの部分に気づけたり、もっと津軽三味線らしく力強く弾きたかったと、悔しさも感じたそう。
でも、そこに気づけたのは、誰の助けも借りず一人で挑んだから。
本番では、予想外のアンコールもいただいたそうですよ。きっと、利用者のみなさんの心に、生徒さんの頑張る気持ちが届いたことでしょう。
長年の夢の実現、本当におめでとう!