先週土曜日、日曜日は、地元四日市にある「あさけプラザ」で秋の文化祭が開催され、舞台発表で、私たち倭奏の生徒さん14名が一般参加枠で参加させてもらいました!
この文化祭、春・秋と年2回開催されますが、今回で49回目。なんと、先生も小学生の頃、津軽三味線の演奏で踏んでいた舞台だったんです。
そして今回参加した14名のうち、2名は、みんなと合奏するのが初めて。その他、舞台で演奏することが初めての生徒さんもいて、いろんなデビューがあった一日でした。
本番直前のリハーサルでは、緊張のためか、演奏が速くなってしまったり、
合奏がまとまらなかったり・・・でも、こういうときほど自分を落ち着かせることが大事。
焦ったら余計、弾けなくなるからです。
舞台袖でスタンバイしているときは、緊張MAX!手に汗がにじんできます。
舞台で照明を浴びた瞬間、まるで異空間に飛ばされた気持ちになります。ペース、心の準備もあるでしょうが、容赦無く、ステージは流れていきます。
お客様が気持ちよく聴ける間を作るのも、私たちの役割だから。ステージに立つ上で、少しでも気持ちの余裕を持てるようになっていきたいですね。
さて本番1曲目は「さくらさくら」でした。
続いては、名古屋大会で演奏したオリジナル曲「風乱」。大会出場メンバーの他、新たに3名加わって演奏しました。
大会よりすこしゆったり目のテンポでしたが、全体のグルーブはすごく良く、私も一緒に弾いていて気持ちよかったです。
3曲目は初挑戦の「まわし五大民謡」です。
- 津軽あいや節
- 津軽よされ節
- 津軽小原節
- 津軽三下り
- 津軽じょんがら節
この代表的な津軽民謡5曲を、それぞれ1分バージョンでメドレー演奏しました。
こうやって、ひとりで演奏するって、緊張するし、テンパるし、自分に自信を持ち続けないと、最後までいい演奏はできません。
それでも、レッスンで先生に指摘された箇所を本番で修正できてる生徒さんもいて、全員、最後までしっかり弾き切ることができ、会場のお客様にも大きな拍手をいただきました。
そして最後の曲は、津軽三味線入門曲「六段」。
今回、この曲1曲だけ演奏するために参加した生徒さんがいたので、一緒に楽しく演奏できるテンポにみんながあわせる形で、いつもよりゆっくり目で丁寧な六段演奏でした。
初参加の二人が、笑顔で演奏していたのが印象的でした。
演奏後の反省会では、一人一人、感想と個人的な評価を。
この日のために練習してきた成果が発揮できたと感じる人もいれば、たくさんミスしてしまった、糸が切れて、頭が真っ白になった、調弦がなかなか合わずピンチだった、と、悔しい思いをした人もたくさん。
練習のときは、自分のペースでできても、舞台では、それが通用しないんです。なにせ、一発勝負ですから。だからこそ、当日までに計画的に練習をし、自信をつけておくことがとっても大事。
そして、常に、「お客様が気持ちよく聴いてもらえるように」を常に考えながら、舞台を進行していかなければなりません。
曲のテンポは速すぎないか、
舞台転換はすばやくできてるか、
曲と曲の間(ま)が空き過ぎないか、
演奏してる表情が暗くないか、
背筋を伸ばして演奏できているか、
周りの人の音を聴きながら演奏できてるか、
今回舞台で学んだことを、是非、10月5日の発表会で活かしてもらいたいです。
こうやって大人数で舞台やると、やっぱり楽しいな~!みんなの笑顔が最高!
直前リハーサルの指導、写真撮影してくださった訓明先生、そして、舞台発表の場を作ってくださったあさけプラザ文化団体の皆様に、心から感謝です。