子どもの頃、学校の先生になることが夢だった松永先生。
「三味線のプロになる」という大きな夢を叶えたと同時に、「三味線の先生になる」という、子どもの頃の夢とすこし形を変えて叶えてきました。
倭奏の生徒さんだったらみんな分かってると思いますが、松永先生は津軽三味線の技術だけを教える指導はしてません。
とにかく、熱血ですよね!笑
2011年4月、倭奏津軽三味線教室として本格的に教室運営を始めてから、先生は自身の経験を元に、津軽三味線の楽しさ、グループで活動する楽しさを、いろんな視点から体当たりで私たちに教えてくれています。
この7年の間、いろんなことがありました。
よちよち歩きだったグループでの活動も、今や6つもグループができ、5つのグループは定期的に練習会をしたり、演奏活動も積極的にやるまでに成長しました。
本気で優勝を目指す選抜チームができました。
発表会を2回も開催できました。
東北へのボランティア演奏に、生徒さんと一緒に行くことができました。
本場、青森の大会で団体優勝もできました。
個人戦で優勝・入賞できる生徒さんも出てきました。
過去を振り返ってみれば、年を重ねるごとに教室のイベントや演奏活動も増え、だんだん忙しくなってきました。
時には練習会やイベントが重なって、大変な時期もあったけど、共に頑張るみんながいたから、そこには大きな達成感と充実感がありましたね。
そしてなにより、こうやってみんなで活動を楽しめるのも、「コミュニケーションが大事!」と、交流会を頻繁に提案してくれてる先生のお陰だったりします。
先生は、人と人とのご縁を繋ぐのがとにかく大好きなのです。
せっかく、津軽三味線を通して出会ったご縁だから。
ただレッスンで顔を合わせるだけじゃなく、気が合いそうな生徒さん同士を引き合わせたり、飲みに行ったり、グループ活動にも参加へ促したりして、私たちをもっと広い世界へ出よう!と導いてくれます。
そして先生はいつも、プロのステージで私たちに背中を見せ続けてくれています。
単純に技術が上がれば、もちろん津軽三味線の楽しさは倍増するでしょう。
でも、先生はこうも言うんです。
技術だけ磨いてもダメ。それだけじゃ人は感動しない。
感動される演奏がしたいなら、もっともっと「心」を育てなさい。
特に、グループ活動は、私たちの心を育てる絶好の場所。
自分が周りより弾けるなら、みんなの面倒を見たり、自分がみんなのためにどう役立つか考えて行動することが学びになる。
自分が周りより弾けないなら、どうやったらみんなに追いつくか、受け身でなく積極的に自分が動くことが学びになる。
心の成長は、演奏の表現力を高める。
そんな仲間への思いやりや行動が経験となり、次第に信頼関係を築いていきます。
その信頼関係こそが、気持ちがひとつになった演奏(グルーヴ)となり、大きな達成感と感動を生むんです。
これが、倭奏のグループ活動の真の目的。
上っ面な付き合いではなく、本気の仲間作りを通して、個人の演奏レベルだけでなくグループをも成長させていく。
それがいずれ、教室全体の大合奏の輪を作り上げていく。
先生がこれまで、生徒さんに言われて一番嬉しかったのは、、、
倭奏に入って本当によかった!
先生に出会えて本当によかった!
と言ってもらったことだそうです。
先生にとって、これ以上嬉しい言葉はありませんね!涙
大人もこどもも、本気で楽しめる教室であり続けたい。
みんながみんな、個性を表現するプレーヤーであって欲しい。
そして、いまいる生徒全員が、これから出会う未来の生徒さんが、「倭奏に来てよかった!」と思える教室であり続けるために、先生も私も努力は惜しみません。
倭奏津軽三味線教室10周年、15周年を迎える頃、教室はみんなはどう成長してるだろう?
出会いもあれば当然別れもあると思いますが、みんなが笑顔で誇れる教室であり続けたいです。
いまはまだ、進化の途中。
今年もますます、生徒さんたちにとって、楽しい出来事が待ってます。
そして来年は、3回目の発表会が待ってます。
みんなで先生の背中を追いかけていこう!