とうとうはじまりました、倭奏津軽三味線教室の神戸レッスン。
初回はワークショップも開催し、小学生3名と高校生以上3名の2部制に分けて津軽三味線を体験していただきました。
三味線をさわること自体初めての子がほとんど。なかには、独学で頑張ってる子も来てくれて、レベルの差はあるものの、この日は基礎中の基礎を楽しんでもらうレッスンに。
経験者であっても、上達への小さなヒントはたくさん潜んでたので、ひとつでも自分のモノにしてくれていたら嬉しいです。
先生も小学生の頃から津軽三味線を始めました。
独学で学んだ父から手ほどきを受けていたものの、ちゃんと専門の先生から学んだことはありません。先生は、高校・大学7年間のブランクを経て、大人になってからプロを目指したんです。
そんな先生だから、「この年齢からプロの手ほどきを受けられるのは、本当にラッキーだ」と言います。
10代で本気になるのと、20代30代で本気になるのとでは、上達までの道のりに大きな差が生れるからです。
それ以前に、三味線自体知らない子どもたちが、日本にはたくさんいます。日本の伝統楽器、和楽器なのに、です。
そんな中、こうして縁あって三味線を知って、さわりだけですがプロのレッスンを受けて。これだけでも、実はとてもすごいこと。
ほとんどの人が、三味線に触れたことはないでしょう。だからこそ、津軽三味線は頑張れば「自慢できる特技」になるんです。
2部には、海外からの留学生も来てくれました。来年、留学期間を終えて帰るそうですが、それまでに日本で津軽三味線を学びたいそうです。
海外で津軽三味線を学ぶのは、本当に難しいですから、日本にいる間、めいっぱい先生から業を習得していってください。
もっともっと、三味線を身近に感じてもらいたい、広めていきたい。
先生はその一心で、これまで東海地方を中心に三味線教室を頑張ってきた先生。
教室としての基盤が出来てきた今、これまでずっと温めてきた「津軽三味線を楽しむジュニアをもっともっと増やす」という目標に踏み切る時がきました。
いずれ神戸で、ジュニアチームをつくり、大会にチャレンジしたり、神戸で演奏活動する。
先生が絶対叶えたい夢です。
夢が叶うのは、これから何年も先になると思いますが、決してブレることなく一歩一歩前進し、創り上げていきたいと思います。
さて、神戸レッスンは、一部個人レッスンとペア&トリオのグループレッスンをご用意。本格的なレッスンは、来月からスタート。ワークショップ受講生を優先に、本レッスン枠を決定します。
本レッスン枠に空きが出たら、次回のレッスンで体験レッスンを開催しますので、今後のお知らせをお待ちください。
ワークショップ受講いただいたみなさん、保護者のみなさん、本当にお疲れ様でした!