先日、名古屋にあるアクテノンへ。
ふたたび結成された倭奏「六段部」のキックオフミーティング、新たなメンバーで再出発しました!
倭奏の六段部と言えば、3年前挑んだ滋賀大会の団体戦、課題曲の部で優勝、、、あの日の感動は今でも忘れません。涙、涙。
大会に至るまでの厳しい練習、なかなか合奏が合わないもどかしさ、メンバーのモチベーションを保つことの難しさなど、本当にたくさんの壁がありました。
先生も最後まで情熱を切らすことなく指導を続け、本気で向き合うからこそ、たくさん怒られたメンバーもいたし、悔し涙を流したメンバーもいました。
それでも、みんなで壁を乗り越え、直前まで勝つことにこだわった大会チャレンジだったので、結果が出た瞬間の感動は、今でも語り継がれています。
あの日以降、先生は「六段部はもう優勝したのだから、再結成はない。連覇を目指すとか考えない。」と断言。みんなそこは理解しつつも、六段部の再結成を望む声は、後を絶ちませんでした。
だから今回、先生から「六段部を復活したいと思う!」と提案をいただいたときは、みんなの喜ぶ顔がたくさん目に浮かんで~~!
ただし、先生の条件はこうです。
今回の六段部メンバーには、選抜チーム風乱部メンバーは基本入らない。
みんなから、えー!って悲鳴が聞えそうでしたが、ここは先生も覚悟を持って。
風乱部には、風乱部の大きな目標があり、スケジュール的にも精神的にも負荷がかかると思い、六段部の活動を掛け持ちさせることは避けました。
ただ、柱となる人材はチームにとって必要です。
風乱部メンバーから2名選出し、「六段部の部長・副部長として六段部を引っ張って行ってもらえないか?」と打診しました。
詳しく言えば、風乱部の活動だけでなく、発表会の実行委員や個人の練習などに加えての六段部の活動になってくるため、二人にはとても負担を掛けることは間違いない。
それでも、二人が「やる!」というなら、六段部を復活させたいと先生は思ったのでした。
相当悩んだと思いますし、二人で何回も何回も話し合い、ついに新生六段部の参加と部長・副部長を引き受けてくれました。
風乱部と掛け持ち、六段部に参加する部長・副部長がいるからこそ、六段部発足があり、今があるのです!
キックオフミーティングでは、こうした先生の六段部復活への想いや、復活までの経緯が伝えられ、みんなも真剣に聞き入ってました。
さらに、先生からみんなへのメッセージ。
六段は津軽三味線にとって入門曲で、じょんがら節の基礎となるフレーズがたくさん含まれてます。そこを、この六段部で再確認して身につけて欲しい。
津軽三味線の本当の楽しさを発見して欲しい。
これまで、大会に応援に来てくれていた立場から、大会に出場する方へシフトして、そこで感じる空気感や緊張感を経験し、その経験を各部活動や発表会に活かして欲しい。
さらに、この六段部の真の目標は、「優勝を目指す」ではなく、この六段部メンバーだからこそ生れる「化学反応」を楽しんで欲しい!
そして、結果は後からついてくる!
今回、六段部に選抜したメンバーは、この辺の心得はすでに持ち合わせてる生徒さんたち。
そのみんなが、この六段部プロジェクトを、どう自分に生かしていくかが、先生の期待しているところだと思います。
大会を目指せば、いいことも悪いことも、楽しいことも辛いことも経験すると思いますが、メンバー同士、声を掛け合い、励ましあい、信頼関係を築きながら、一歩ずつ前進してもらいたいです。
もちろん、先生の指導が入りますし、私も時にサポートで入ります!^^
先生から選ばれた新生六段部が、今後どう成長していくか、またどんな化学反応を起こすのか!?
引き続きレポートしていきますので、みなさま、応援宜しくお願いいたします!!!