津軽三味線を購入するとき、押さえておきたい重要なポイントがいくつかあります。見落とすと、後で絶対後悔することもあるので、事前にしっかり押さえておきましょう。
津軽三味線といっても、全て同じ素材、同じサイズではない。
って知ってました?確かに、紅木と花梨という木材の違いならわかると思うんですが、形状・サイズなどは大きく違わないものの、それぞれ個性があるようです。
「津軽三味線とはこういうものだ」という規格がきちんと定まっておらず、津軽三味線という言葉だけが独り歩きしているのが原因のようです。
写真の2つの三味線、胴の大きさが明らかに違のがわかりますか?
このように、サイズが違っていても「津軽三味線」と販売されるわけですから、オークションやネット通販で購入する場合は、注意が必要です。決して「津軽三味線」の言葉だけで決めないように。
私たちの教室でオススメしてる三味線は、胴のサイズが「5分大(ごぶだい)」のものです。
このサイズの三味線が、一般的に津軽三味線と位置づけられています。
胴のサイズが小さくなると、比例して棹も細くなるため、同じ紅木の5分大の三味線と比べても、楽器の力は当然落ちてしまいます。
▼POINT
津軽三味線を購入する際は、「5分大の胴を仕込んでいるか」必ずチェックしよう!
目的を持って小さな三味線を購入する場合は例外ですが、女性だから、子どもだから、という理由で小さな三味線を購入しないでくださいね。
津軽三味線を購入するとき、教室に通ってる人は必ず先生に相談して。高価な買い物ですから、後で後悔しないよう、きちんと情報収集しておきましょう。